株式会社ワダクス

株式会社ワダクスは、ガラスびんの検査と品質管理を通して、目に見えない安心と信頼を守っています。機械では取りきれない不具合を、目視で細かく確認し、手作業で箱詰めを行う。そんな地道な作業の積み重ねが、薬や食品といった大切な製品の「品質」を支えています。派手さはなくても、誠実にコツコツと積み上げていく姿勢こそ、私たちの誇りです。

検査しているびんの一つひとつが、実は私たちの日常生活のどこかで使われている。薬局で手に取る薬、スーパーに並ぶ飲料、海外の雑貨店に並ぶ化粧品ボトル。自分の手を通して世に送り出した製品が、誰かの生活を支えているという実感は、何ものにも代えがたいやりがいです。製造業というと地味に思われがちですが、ワダクスの仕事は「社会とのつながり」を実感できる、意味ある仕事です。

ライン上に流れてくる製品を、静かに、真剣な眼差しで見つめるスタッフたち。喧騒とは無縁の現場には、集中した空気と、一本一本の製品に向き合う誠実さがあります。ここには派手な会話や賑やかなムードはありません。けれども、働く人たちの手元には確かな責任感と技術が宿り、目立たないけれど大切な「最後の品質保証」を担っている自負があります。ものづくりの現場でこそ見える、静かな熱量がここにあります。

昭和40年の創業以来、株式会社ワダクスは60年近くにわたり、検査・品質管理の現場を支え続けてきました。製品の「最後の砦」として、見えない信頼を積み重ね、多くの製造企業と長年にわたる取引を継続。現在も、磯矢硝子工業株式会社をはじめとする業界内での実績を持ち、目視検査と箱詰作業の分野で高い評価をいただいています。堅実な体制と人の目による品質へのこだわり。それこそが、変わらぬ信頼の理由です。